やっとここまで来ることができました。
プログラミングで何か作ってみようと思い立ってから約3年がたちました。
勉強を始めた当初は参考書をもとにプログラミングを始めるための環境設定からはじまり
コードを模写して動作を確認しながら、参考書のとおりに動かないのは何なのか
試行錯誤していたことを思い出します。
今現在も試行錯誤の繰り返しですが。
ブログを書き始めたのはWEBアプリの制作過程を公開していこうと思い、その都度、機能ができたときに書き加えていました。
Ruby on Rails を使って作っていたのですが、ある程度できた状態で僕の求めているものはできないと気づきました。
Ruby on Rails では、リアルタイムなデータ更新が思うようにできなかったのです。
そこからあれこれ調べているうちにJavaScriptにたどり着きました。
技術的なことはうまく書けないのですが
Nuxt.js ・ Ruby on Rails ・ Docker を使って作っています。
僕は今、小さな会社で経理を担当しています。
僕がプログラミングを勉強しようと思い至ったのは、今の延長線上に僕の未来は無いと感じたからです。
この2年、働き方改革をはじめ、ペーパーレス、ハンコレス、キャッシュレス、テレワークなど生活を取り巻く環境が大きく変化しました。
僕にとってのマストアプリはエクセルなんですけど、目指していることはエクセルレスで仕事をすることです。
WEBアプリを作るうえではデータベースを使うことになるのですが、データベースの理解が進むにつれてデータベースの有効性に気づき勉強が楽しくなってきました。
経理の仕事は定期的にデータを蓄積していくというものが多いためエクセルよりもデータベースの方が有効性が高く感じます。
もちろんエクセルのいいところもたくさんありますのでエクセルを否定しているわけではありません。
僕は、経理にとって最も重要な仕事は資金繰りだと考えています。
1か月後の資金繰りが見えない。すなわち来月の支払いの目途が立たないような状況になったらどうでしょうか?
それはもう恐怖でしかありません。
そういう状況にならないために。未然に防ぐために資金繰りが重要なのです。
経理にとって重要なのは黒字か赤字かではありません。資金繰りなのです。
もしあなたが会社の資金繰りに携わっているとしたら、どんなやり方で資金繰りを把握していますか?
先月の現預金残高 + 今月の入金予定 - 今月の出金予定 = 翌月繰り越し
翌月繰り越し + 翌月の入金予定 - 翌月の出金予定 = 翌々月繰り越し
翌々月繰り越し + 翌々月の入金予定 - 翌々月の出金予定 = 3か月後の繰り越し
3か月後の繰り越し + 3か月後の入金予定 - 3か月後の出金予定 = 4か月後の繰り越し
計算式を書けばこうなります。
あなたの会社では何か月後まで資金繰りが見えていますか?
多くの会社では例年通りの資金繰りを予測しているのではないでしょうか。
お客様が増えて、売上が増えて、きちんと集金できて、固定費はあまり増えていないというときはいいのですが、
なんとなくお客様が減って、売上が減って、資金が減って、気がついたら資金繰りが厳しくなっていたということはないでしょうか。
僕は資金繰りを把握するためにエクセルを使っていましたが、あまり使い勝手がよくありませんでした。
確定した売掛金、買掛金を管理する分はいいのですが、見込み予測を立てるのがどうもいまいちで、未来予測が立てにくいと感じていました。
資金繰りの未来予測を立てる上でいかに見込み情報を正確に、シビアに立てることができるかがポイントとなります。
資金繰りを立てる目的は、何か月後にあといくらの売上が必要なのか、シミュレーションすることにも活用します。
このシミュレーションが手軽にできることも、今回作ったWEBアプリの機能のひとつです。
僕がこうしてWEBアプリの制作過程を公開しているのはもうひとつ目的があって
僕と同じように経理の仕事をしていて、少なからず経理の仕事に不安があって、なにか新しいスキルを身につけたいという思いがあって、一歩踏み出したいという人に対して、僕もこんなことに挑戦しているよ。こんなことができるようになったよ。という姿を見てもらって、同じように挑戦している人の背中を押したい、応援したいという想いがあります。
ここからは手前みそになるのですが僕が作っているWEBアプリを紹介させてください。
僕が僕のために作っているのでどれほど汎用性があるかはわからないのですが、
建設業で、ひとりで経理を担当している方には使いやすくできているのではないかと思います。
なぜこのようなWEBアプリを作ったかというと、
会社では建設業向けのシステムを導入しているのですが、そのシステムはとてもよくできていて外注さんとの受発注をシステム上でやり取りすれば、その流れで請求管理、支払管理もできていくようになっています。
ただネックとなっているのが、システムを使うスタッフとその先にいる外注さんがきちんとシステム上でやり取りをしてくれないと情報が一元化できずに、結局は自分でエクセルなど使って集計をせざるを得ないとなります。
なので、システムを使うスタッフと外注さんがきちんと情報のやり取りをしてくれないと使い物にならないのです。
もう数年、このシステムを使っているのですが、いまだに有効活用ができていません。
スタッフと外注さんがこのシステムを使いこなすのは、正直むずかしいと感じています。
僕は、残念ながらこのシステムは使いこなせないという結論に至りました。
それならば、自分で自分の使いやすいシステムを作ってみようと思ったのです。
見た目、使い勝手はまだまだなのですが、必要としている機能は実現できたので公開したいと思います。
ぜひ、下のリンクから覗いてみてください。
資金繰り見える化アプリ 「FlowComyu | フローコミュ」
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